枕難民ってどういうこと？

人間にとって睡眠は、生きるために欠かすことのできない要素です。そして、より充実した睡眠、つまり安眠のためには、自分に合った「枕」を選ぶこともまた、とても大切なことです。

　ところが、自分に合った枕がなかなか見つからずに苦労している人が、世の中には多くいます。この人たちのことを総称して「枕難民」と呼んでいます。

自分に合った「枕」を探すことの難しさのひとつは、実際に使ってみないとそれが自分に合っているのかどうかが分からないところにあります。店先などでちょっと使ってみたところで、その良し悪しは判断できません。

　現在「枕」は、使われている素材や形状などが異なる、たくさんの種類のものが販売されています。この中から自分に合った「枕」を探すことは、実に骨の折れる作業です。

ところが「枕」探しの難しさは、これだけでは終わりません。例えその時に自分に合った「枕」が見つかったとしても、もう一つ乗り越えなければならない壁があります。それは、体調の変化に合わせて、自分に合った枕の高さや硬さが変化してしまうということです。

　オーダーメイドの枕を作ったのに「なんだか今の自分に合っていないような気がする」と感じてしまうのはそのためです。これらのことから分かるように、本当に自分に合った「枕」を選ぶことは、とても大変な作業なのです。

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