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ピラティスはストレートネックに効果あるか?自宅でできるケア方法も紹介

近年、スマートフォンやパソコンの長時間利用が原因で「ストレートネック」が増えています。

 

日常的に首や肩の痛み、頭痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

 

そんなストレートネックのケア方法として注目されているのが「ピラティス」です。

 

この記事では、ピラティスの起源と自宅でできるストレートネックのケア方法を解説します。

 

Youtube動画も紹介するので、実際の動きを確認しながら一緒にストレートネックをケアしていきましょう。

ピラティスは体の柔軟性と筋力強化のエクササイズ

まずはピラティスがどのようなエクササイズなのか解説します。

 

特に、ヨガと似ていると考えている方が多いので、ピラティスとヨガの違いも比較します。

ピラティスの起源

ピラティスは、1883年にドイツの従軍看護士ジョセフ・H・ピラティス氏によって考案されたエクササイズです。


もともとは、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリテーションのために開発され、寝たきりの状態でも筋力の維持や強化ができるエクササイズとして用いられていました。


ピラティス氏は、自身の身体的な弱点を克服するためにさまざまなトレーニング方法を研究し、最終的に自身の名前を冠した「ピラティス」を確立しました。


1926年になるとピラティス氏はアメリカに渡ってスタジオを開設し、怪我や不調のダンサーから一般人まで、多くの人々がピラティス氏のスタジオを訪れるようになります。


現代のピラティスは、体の柔軟性向上とインナーマッスルを鍛える効果があるエクササイズとして知られています。


特に、普段あまり使わない筋肉を意識的に動かせるため、身体全体のバランスを整えたい方に適したエクササイズです。

ピラティスとヨガの違い

ヨガは深い腹式呼吸を使うのに対し、ピラティスは胸式呼吸を採用しています。

 

胸式呼吸とは、胸を広げて空気を取り込む呼吸法で、交感神経を活性化する効果がある呼吸法です。

 

交感神経が優位になることで筋肉の緊張が高まり、動きやすくなるという特徴もあります。

 

ピラティスではこの呼吸法を用いて、エクササイズ中に効率よく筋肉を動かしています。

 

一方、ヨガの腹式呼吸は副交感神経を活性化するため、心身のリラックスに適した呼吸法です。

 

ピラティスはヨガよりも筋力強化や身体のバランスを整えることに特化したエクササイズといえます。

ピラティスの種類

ピラティスには大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。

 

自分に合ったピラティスを選ぶことで、より効果的に身体のケアができます。

マットピラティス

マットピラティスは、その名の通りマットの上で行うピラティスです。

 

特別な機器を使わずに体幹を鍛えられるため、姿勢の矯正やバランス感覚の向上が期待できます。

 

ストレートネックの方も、背骨や頸椎の筋肉を整えることで無理なく姿勢を矯正できます。

 

マットピラティスは、マットがあれば自宅で簡単に始められるのがメリットです。

マシンピラティス

マシンピラティスは、専用の機器を使用して行うピラティスです。

 

専用スタジオでリフォーマーやキャデラックなどの器具を使い、個人の目的に合わせて負荷を調整していきます。

 

マシンを使うのでより深く筋肉にアプローチし、効率的に筋力強化できるのがマシンピラティスのメリットです。

 

ただし、マシンピラティスを行うには専用スタジオに通う必要があり、自宅で気軽に取り組むのは難しいのがデメリットです。

 

ストレートネックの方の場合、マットピラティスから始めたほうが頸椎の負担が少なくエクササイズを続けられます。

ストレートネックにピラティスが用いられる3つの理由

ピラティスは、ストレートネックの日常的なケアに用いられるエクササイズです。

 

なぜピラティスが用いられるのか、その理由を3つ紹介します。

背骨からバランスを整えられる

本来、人間の背骨は腰椎から頸椎にかけて緩やかなS字カーブを描いています。

 

この湾曲が頭部の重さを分散させ、体にかかる負担を軽減してくれます。

 

ピラティスには体全体のバランスを意識しながら行うエクササイズがあるので、背骨のカーブを整えられる点がメリットです。

首回りの筋力をアップできる

 

ピラティスは首回りにある「椎前筋」を強化するのに効果的です。

 

椎前筋は、首を支える重要なインナーマッスルで、首を前後左右に動かす際に欠かせません。

 

しかし、ストレートネックになると椎前筋が引き伸ばされてしまい、この状態が続くと筋肉のバランスが崩れてストレートネックの悪化につながります。

 

ピラティスは椎前筋を含む首回りの筋肉をアップできるので、頸椎が正しい位置に戻りやすくなります。

首の筋肉のバランスを整えられる

 

ストレートネックになると、首の後ろ側の筋肉が緊張して硬直してしまいます。

 

特に、首の後ろにある「後頭下筋群」という筋肉は、頭部を支える大切な筋肉です。

 

後頭下筋群が緊張すると、首こりや肩こりだけではなく痛みの原因にもなります。

 

ピラティスを続けると、首の筋肉のバランスが整いやすくなるので、こりや痛みの緩和も期待できます。

ピラティスを毎日続けるのが難しい方には
寝るだけで首や腰をストレッチが出来るコリ吉ロールがおすすめ

自宅でできるストレートネックのケア方法として、「コリ吉ロール」を使用したエクササイズを紹介します。

 

まずはコリ吉ロールそのものの特徴を解説し、Youtube動画と一緒にストレートネックをケアしていきましょう。

コリ吉ロールの特徴

コリ吉ロールは、木の棒とスポンジをタオル生地で挟み込んだストレートネック専用の枕です。

 

「高さ」「硬さ」「形状」を自由に調整できる点が大きな特徴で、利用者の頸椎の状態に合わせて最適な高さや硬さに調整できます。

 

柔らかめが好みの方は木の棒を入れず、硬い枕が好みの方は2本の棒を使うなど、好みに合わせてカスタマイズが可能です。

 

枕だけではなく、腰用と併用するとより背骨全体のカーブを整えやすくなります。

コリ吉ロールのレビュー紹介

実際にコリ吉ロールを使用した方のレビューを一部紹介いたします。

毎朝目覚めると首肩の痛みがあり、色々な枕を試しては整骨院でマッサージするのも日課でした。こちらの商品は高さの調節もできるかなと思って選びましたが、朝起きた時の首の痛みを感じなくなり、肩甲骨のストレッチにもよいです。幅の広いものをもう一つ購入したく思います。
首のストレッチ|ストレートネックで、時々首に痛みがでますが、コリ吉ロールを首に当てて首を左右に動かしていると、楽になります。毎晩、手放せなくなっています。

ピラティスインストラクターが教えるコリ吉ロールの使い方

ピラティスインストラクターがコリ吉ロールを使ったエクササイズを行う動画をもとに、体のストレッチ方法を紹介します。

1. 首のストレッチ

通常、首のストレッチを行う際には左右に傾けたりする必要がありますが、コリ吉ロールを使うと寝ながらストレッチが可能です。

 

丸めたコリ吉ロールを首の下に置き、仰向けに寝ます。

 

この状態をキープすると、寝ているだけで首のストレッチができます。

 

まずは木の棒を1本入れた状態でコリ吉ロールを巻き、硬いと感じる場合は木の棒を抜いて使用するのがおすすめです。

2. 肩甲骨周りのストレッチ

長時間のデスクワークや運転で肩甲骨周りに負担がかかっている方は、コリ吉ロールを使ったエクササイズを試してみましょう。

 

丸めたコリ吉ロールを肩甲骨の間に置き、仰向けになりながら両手を頭の上に伸ばします。

 

指先を天井に突き上げたり戻したりを繰り返すと、肩甲骨のストレッチになります。

 

腕を大きく回していくのも肩甲骨のストレッチにおすすめです。

3. 腰のストレッチ

腰椎の歪みも背骨全体の歪みにつながるため、定期的なストレッチが欠かせません。

 

木の棒を抜いたコリ吉ロールを腰の下に置き、仰向けになります。

 

その状態で両膝を持ち上げたら、ゆっくりと膝を左右に倒してストレッチします。

 

腰からお尻にかけてすき間ができないように形を整えて行うのがポイントです。

まとめ:ピラティスを行ってストレートネックのケアを続けよう

ストレートネックは現代人に多い悩みですが、ピラティスは日頃のケアにおすすめのエクササイズです。


特に、コリ吉ロールを使ったピラティスは、ストレートネックの症状に合わせられるため体に負担をかけません。


ピラティスを日常生活に取り入れ、正しい姿勢と首のバランスを保つことで、ストレートネックの予防につながります。


コリ吉ロールは「高さ」「硬さ」「形状」を自由に調整できるため、就寝時の枕としてだけではなく、ピラティス時のポールの変わりとしても代用できます。